秩父鉄道を彩る情報誌 PALETTE2024年11月号(NO.84)

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- 我らは動くパンフレット
映画に登場した個性豊かな武
将たちが現 代に蘇り 、行田市の
魅 力を 発 信する﹁ 忍 城おもてな
し甲冑隊﹂。
メンバーは総大将で
な りたながちか
通称
﹁のぼう様﹂
の成田長親をは
ま さ き た ん ば の か み し ば さ きい ずみのかみ
酒巻靱負、
そして足軽あお︵撮影
さかまきゆきえ
じめ、正木丹波守、柴崎和泉守、
の5名。武将の姿で街を
時不在︶
歩きながら行うPR活動は、単
なる情 報 発 信にとどまらず、双
方向のコミュニケーションを通し
て、人々の心に直 接 響く 生きた
体験を提供している。﹁我らは動
くパンフレットだと 思っていま
す ﹂と 語 るのは 、総 大 将のぼ う
様 。現 代ではインターネットや
SNSを通じて情報が手軽に得
られる一方、
アナログならではの
体 験がもつ魅 力も 大 きいと 、
の
ぼう様は力強く語る。
行田の魅力を伝えるべく結成された
2012 年に公開された映画に先立ち、
結成
年を迎え、今なお活躍し続ける
﹁忍城おもてなし甲冑隊﹂。
た﹂
とのぼう様は振り返る。
うーん⋮ ﹂
と 考えこむ。﹁そう言
笑う 。飾らない言 葉で飄々と 語
が、私なんだよなぁ﹂
と高らかに
る 姿は、まるで歴 史から 抜け出
われて、何も 出てこないところ
ました。そこで、
一時 的なブーム
したのぼう様そのもの。
しかし、
に、甲冑隊への依頼も減っていき
田 市の 魅 力 を 発 信 し 続 け ら れ
市のグルメや足 袋 産 業など 、さ
忍 城のP Rにとどまらず、行田
実際に見てみる、歩いてみる、食
けると﹁伝えたいことは、
とにか
様。﹁ひとつだけ⋮﹂
と、
言葉を続
べてみる 、触れてみる 。そういう
く 体 験してほしいということ 。
う様 自 身も 、行田フライ大 使を
くさんあるんです﹂
と語る。
リア
ことでしかわからないことがた
力を 注いでいった 甲 冑 隊 。
のぼ
務めたり 、鮮やかな 色 合いで目
力を 伝えていく 。大きな野 望を
ルな体 験を 通して、立 体 的に魅
見 据えるのではなく 、目の前に
れが、
のぼう 様 率いる 忍 城おも
いる 人に 感 動を 与えていく 。そ
てなし甲冑隊の最大の魅力なの
道 行 く 人 々に 気 軽に 声 をか
け、子どもたちには 目 線を 合わ
だろう。
史 を 単 な る 過 去の 出 来 事 で 終
先々では、
いつも笑い声がこだま
せ て 語 り か け る 。彼 ら の 行 く
のぼう様が目指すのは、﹁街に
わらせず、地 続きの日 常として
ち は 今 日 も 刀 を 腰に 引っ提 げ
している 。現 代に 蘇った 武 将た
て、
街を颯爽と駆け巡る。
映画公開当初、甲冑隊は各地 市の魅 力と日 常 生 活 。その懸け
つなげていく。過去と現代、行田
いて違和感のない戦国武将﹂。歴
庶民派戦国武将
現代に蘇った
魅力を発信している。
ど、
ユニークな 方 法で行 田 市の
を 引 く 現 代 風の足 袋を 履 くな
ま ざ ま な 地 域 資 源の 宣 伝に も
るか試行錯誤をはじめました﹂。 そ こ で 終 わ ら ないの がの ぼ う
で終わらせず 、ど うやったら 行
﹁ ブームが収 まってくると 同 時
を 聞いてみると 、﹁そうだなぁ。
成田長親本人︵?︶にお話を伺いました!
甲冑隊のみなさんと、総大将﹁のぼう様﹂こと、
14
去った後が本 当のスタートでし
忍城おもてなし甲冑隊
へ引っ張 りだこ 、多 忙な 時 期が 橋となっていくのが使命だ。
甲冑隊の本当の戦い
なりた な がちか
成田長親さんと
家臣のみなさん
14
☞忍城おもてなし甲冑隊のみなさんはP2∼5の特集ページに登場します
柴崎和泉守
正木丹波守
きつ
がや
か
で
!
沿 線 ビ ュー
タ
イン
続いた。
しかし﹁映画のブームが そんなのぼう様に今後の展望
活動など
詳細は
こちら!
HP
しばさきいずみのかみ
まさきたんばのかみ
り
ら
き
リー
ー
ス ト づ ける 方 に
第84 回
成田長親
なりたながちか
さかまきゆきえ
酒巻靱負
忍城おもてなし
甲冑隊
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