秩父鉄道を彩る情報誌 PALETTE2024年10月号(NO.83)

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- ジビエバーガーで
地域課題解決に挑む
近年、全国各地で農作物の鳥
獣被害が深刻化しているという
げきおし
2017 年に大ヒットした﹁激推イノシカバーガー﹂を手がけた
皆野高校の生徒たちによる新たな挑戦。
秩父地域が抱える深刻な鳥獣被害問題を解決するため、
地元食材を活かした﹁新ジビエバーガー﹂を開発中。
人に食べてもらいたいです。
ぜひ
文 化 祭に 食べに 来てください﹂
ごしながらも 、﹁一人でも 多くの
語りながらも 、どうすれば美 味
秩 父の豊かな自 然と 、若 者た
と力強く語る。
ンスをとるのが難し く 、開 発の
しいものを 届けられるのか、妥
この活 動を皮 切りに、皆 野 高
な話題を呼んだ。
みは、地元秩父を巻き込み大き
ガー﹂
を開発。当時、
その取り組
を 活 用した﹁ 激 推イノシカバー
年に地元 企 業と 協 力し 、ジビエ
かうため、皆野高校は2017
を抱えている。
この問題に立ち向
く、年々増加する鳥獣被害に頭
なった。秩 父 地 域も 例 外ではな
きができるハンバーガースタイ
向などに基づき 、手 軽に食べ歩
に 上 がっていたが 、旅 行 者の 動
パンや角 煮などもメニュー 候 補
のは 徹 底した市 場 調 査 。
カレー
平 坦ではない。最 初に着 手した
で、商 品 開 発の道のりは 決して
ジデザインやPR戦略に至るま
と 原 価 計 算 、さらにはパッケー
い、地 域の未 来に貢 献する 番だ
た ち が 新 た な 挑 戦に 立 ち 向 か
いう話は印象的だ。今度は自分
組みに興 味を 持ち入 学した﹂
と
知り 、ジビエや皆 野 高 校の取り
皆野高校のイノシカバーガーを
を 揃 える 。特に﹁ 小 学 生の 頃に
てもらえれば ﹂と 学 生たちは口
人たちに鳥獣被害の現状を知っ
地元企業との交渉、材料の確保 ﹁このバーガーを通じて、都会の
市 場 調 査からメニュー 開 発 、
新ジビエバーガーとしては
という熱意が伝わってくる。
ているのが、
あっさりとした鹿肉
校が、2024年に開発を進め
様々な商品を生み出してきた同
を 考 案 。現 在も 味の調 整に日々
使ったソースで味つけすること
をコロッケにして、地 元 食 材を
メン﹂
や﹁みそぽてサブレ﹂など 、 おうと試行錯誤した結果、鹿肉
大忙しだ。就職活動も同時に行
やパッケージデザイン作 成など
地元食材を使ったソースの開発
が進められている 。生 徒たちは
目 標に、現 在も 急ピッチで準 備
月 2 日 ㊏の皆 野 高 校 文 化 祭を
うなど 、目まぐるしい日々を 過
格闘している。﹁秩父味噌やしゃ
を考えているのですが、味のバラ
味わってみてほしい。
期待を膨らませながら、
ぜひ一口
ジビエバーガー 。秩 父の未 来に
ちの創造性が生み出した新しい
協せず追求する姿に胸が熱くな
大変さを痛感しています﹂。
そう
開発秘話を皆野高校商品開発チームに伺いました。
今の原材料価格の高騰といった
課 題にも 柔 軟に対 応しながら 、
さらなるヒット商品を目指して
いる。
る。
地域の未来を担う
校は 地 元 食 材のP Rや 地 域 課
より身近に美味しく食べてもら
ルが選ばれた。そして、
ジビエを
試行錯誤の開発舞台裏
題に 取 り 組む 新 商 品を 開 発し
若者たちの挑戦
続けている。﹁秩父モツ味噌ラー
ニュースを 多く目にするように
埼玉県立皆野高等学校
商品開発チームのみなさん
を サクサクの 衣 で 包 み 込 ん だ
だ。
ジビエを取り巻く状況や、昨
協力:埼玉県立皆野高等学校
きつ
がや
か
で
!
沿 線 ビ ュー
タ
イン
﹁ 鹿 肉コロッケのハンバーガー ﹂ くし 菜を 使ったタルタルソース
詳細はP10をご確認ください
皆野高校
商品開発チーム
Instagram
SL皆高エクスプレス
∼サブレ香る列車∼
10月5日㊏
埼玉県立
皆野高等学校
埼玉県秩父郡皆野町
大渕191
0494-62-2076
皆野駅から皆野町営バス利用
(「長生荘」下車後徒歩4分)
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SL
高校生徒が イベントを開催!
皆野
り
ら
き
リー
ー
ス ト づ ける 方 に
第83 回
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