秩父鉄道は埼玉県行田市と連携し、SLパレオエクスプレスの運行区間を延伸し、行田市駅発「SL日本遺産のまち行田号」として2025年8月30日(土)に特別運行します。
SLパレオエクスプレスは、1988年3月より運行を開始し、2025年で運行37年を迎えます。通常は熊谷~三峰口駅間を運行しておりますが、行田市~熊谷駅間の延伸を実現させ、この度初めて歴史ある行田のまちに汽笛を響かせ走ります。
+++SLパレオエクスプレス 行田市駅入線時の様子(試運転時)+++
埼玉県北部に位置し、利根川と荒川に挟まれた水と緑に恵まれた歴史あるまちです。
名産品としては足袋が広く知られており、最盛期には年間約8,400万足もの足袋を生産していました。現在でも日本で一、二を争う足袋産地であり、「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」のストーリーは、2017年4月28日に埼玉県内初の“日本遺産”に認定されました。市内には多くの足袋蔵等の歴史的建築物が残っているほか、「行田花手水week」期間中は、商店や民家の前などに花手水が飾られ、趣きある景観をお楽しみいただけます。
関東七名城のひとつ「忍城址」、9基の大型古墳が群集する「埼玉古墳群」、世界最大の田んぼアートや「行田タワー」を有する「古代蓮の里」など、市内にはほかにも多くの観光資源があります。
+++忍城址と花手水 イメージ+++
+++埼玉古墳群 イメージ+++
+++行田タワー イメージ+++
SLがこれまで運行したことのない区間を運転するため、営業運行に支障しない夜間に安全対策(線路閉鎖の手続き)を取って試運転を行い、行田市~熊谷駅間の延伸に問題がないことを確認しました。
※線路閉鎖は決められた区間と時間において工事用の車両を使って作業等をするための手続きです。